入れ歯のクリーニング
知らずに済まされない入れ歯の汚れ
入れ歯を長い間使用していると、毎日洗浄していても必ず汚れが付着してきます。
口の中には誰でも常在口腔細菌がいるため、常に歯垢として歯や歯グキ、口腔粘膜や入れ歯に付着して、
増殖を繰り返しています。特に口の中は温かく、湿っているため細菌が増殖し易くなっています。
また入れ歯にも自然の歯と同様に歯垢や歯石などの汚れが付着します。 特に入れ歯の白いヌルヌルした汚れはカンジダというカビの一種が増殖している可能性が高いのです。
このため感染症や歯肉炎が起こり、入れ歯の痛みの原因となっています。
入れ歯の汚れが全身の病気を引き起こす?
日本の死亡原因の3位(H23)は肺炎です。
特に高齢者の「誤嚥性肺炎」が多く、70歳以上では70%以上、90歳以上では95%近くが「誤嚥性肺炎」だと言われているようです。
この誤嚥性肺炎は口の中のケアが不十分なことにより、細菌を含んだ唾液や食べ物が食道から胃ではなく、気管から肺に入ってしまうことで発生します。
また脳血管障害を持つ高齢者は汚れた唾液が肺に入ってもむせたり、咳き込んだりしない「不顕性誤嚥」を引き起こし易くなり、重篤な状態になります。
このように口の中が汚れた状態だと歯垢が歯、歯グキ、口腔粘膜、舌、 入れ歯などに付着するため多くの細菌による肺炎を起こしやすくなるので十分な注意が必要です。
入れ歯を快適に使うためには?
入れ歯が調子の良い時でも3~6ヶ月に一度は入れ歯のクリーニングと歯のクリーニングを受けましょう。
自分で気づかないうちに歯周病やむし歯が進んだり、入れ歯の合いが悪くなる前にチェックを受けましょう。
重症化しないうちに早めに治療するのが、入れ歯を長持ちさせるコツです。
最近食べにくく、噛みにくい物が増えたと感じる場合は入れ歯の修理、調整、また作り変える時期かもしれません。
食事は健康のバロメーターといわれ、美味しく食べて、健康に過ごすことで、生活の質も向上します。
入れ歯のクリーニングはあなたの健康を守ります!
津谷歯科医院では入れ歯の特殊消毒剤や洗浄剤で入れ歯をクリーニングし、 殺菌器で誤嚥性肺炎の原因となる黒カビ、カンジダ菌、歯周病菌、ミュウタンス菌など 入れ歯に付着した市販の洗浄剤では取りきれない菌を殺菌してお渡ししています。是非ご利用下さい。もちろん健康保険の範囲です。
入れ歯に付いた歯石や着色もキレイにクリーニングされて、爽やかな息が戻ります。
また定期的に入れ歯のクリーニングを受けて頂くと、汚れのつきにくい入れ歯となり、
あなたの健康も守られ安心です。